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本体工事費、付帯工事費、諸費用とは?見積書の正しい見方

2019年09月13日

日刊Sumai

本体工事費、付帯工事費、諸費用とは?見積書の正しい見方

本体工事費、付帯工事費、諸費用とは?見積書の正しい見方

家づくりの時に工務店や設計事務所からもらう見積書の内訳の見方についてきちんと理解していますか?

家を建てるときの工事見積書には正式な形がなく、見積書を見ても分かりにくいと思う人が多いようです。

見積書の内容をきちんと理解することで、イメージ通りの家をつくる手助けになるよう、見積書について説明します。

1.見積書の大枠を理解する

見積書に書かれている、家の価格を決定づけるものは大枠で3つあります。

「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」です。

そして、これらを合計した費用が、家づくりの総費用です。土地の購入費は見積書には記載されていません。

PIXTOKYO / PIXTA(ピクスタ)

1-1 本体工事費

本体工事費とは、その名の通り建物本体にかかる費用のことです。

基礎工事、家の骨組み、内外装、屋根、設備などが該当します。

庭や駐車場、アプローチなどの費用は含まれていません。

本体工事費は総費用の7、8割ほどが一般的ですが、使う部材や家のデザインなどによって価格はまちまちです。


1-2 付帯工事費

YNS / PIXTA(ピクスタ)

建物本体以外にかかる費用を「付帯工事費」と言います。

フェンスや門扉、アプローチ、庭などの外構工事をはじめ、屋外給排水工事、建て替えの際に必要な解体工事費、地盤改良などが該当します。

ハウスメーカーに家づくりを依頼した場合、付帯工事は専門の業者に発注するケースが大半です。

費用は、総費用のおおよそ、1.5~2割くらいかかる場合が多いようです。


1-3 諸費用

諸費用とは、住宅ローン手数料、登記費用(手数料含む)、火災保険、不動産取得税や固定資産税、地盤調査費や建築確認申請費などが該当します。

おもに建物の工事以外にかかる手数料で、基本的に現金払いとなるので、用意しておかなければなりません。諸費用は、総費用の0.5~1割程度となります。

2.見積書の明細を理解する

SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)

建物工事の見積書は、会社によって違いがあります。

どの項目をどの工事費に含めるのか、きちんと決まっているわけではありませんので、注意が必要です。

工事見積書には、一般的に工事費用だけではなく、工事名や工事場所、工事期間見積もり有効期限、それに支払い条件が記されています。


2-1 本体工事費の内訳

mits / PIXTA(ピクスタ)

本体工事費の内訳は次のようになります。

・仮設工事

足場組み、仮設電気、仮設トイレ、養生、清掃、片付けなどの建設の準備のための工事。

・基礎工事

家の基礎を作るための工事。コンクリート、鉄筋、型枠、杭、土の処理など。

・木工事

建物の骨組み、木材、建材、ボード類、釘、金物などを使う大工さんの工事。

・屋根工事

瓦、板金などで屋根を葺く工事のこと。

・金属製建具(建具工事)

窓のアルミサッシと金属製ドアの工事。

・木製建具(建具工事)

木製窓や木製ドア、障子や襖付けなどの工事。

・ガラス工事(建具工事)

アルミサッシ以外のガラスで、はめ殺しガラス、ガラスブロック、化粧鏡などの工事。

・防水工事(仕上げ工事)

ベランダなど長期にわたって防水機能を持った層をつくる工事。

・タイル工事(仕上げ工事)

浴室の床や壁、玄関などのタイルを張る工事。

・石工事(仕上げ工事)

石を張る工事。

・金属工事(仕上げ工事)

物干金物、鉄骨階段、手すりなどの金属を扱う工事。

・左官工事(仕上げ工事)

外壁や内壁を塗る工事。

・塗装・吹き付け工事(仕上げ工事)

外壁に粒状の材料を吹き付け、色づけを行なう工事。

・内外装工事(仕上げ工事)

サイディングまたは鋼板仕上げの外壁や室内の床、壁、天井の仕上げに関係する工事。

・仕上げユニット工事

システムキッチン、洗面化粧台、ユニットバスなどの工事。

・電気工事(設備工事)

電灯コンセント、照明器具、弱電設備などの工事。

・給排水衛生工事(設備工事)

給湯、給水、排水、浄化槽などの工事で、専門の業者に依頼します。

・冷暖房空調工事(設備工事)

エアコンや床暖房、24時間換気システムなどの工事。

・その他諸経費

現場経費と会社経費を合計した費用。

 

 2-2 付帯工事費

SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)

・外構工事費

外構や植栽工事など、建物の外回りの費用全般を指します。

・建物解体、伐採費

その土地に古い建物がある場合、それを解体する費用。

木造住宅とコンクリート住宅を比較すると、コンクリート住宅のほうが解体単価は高くなります。

・地盤改良工事

地盤調査の結果、家を建てる場所が軟弱地盤だと判断された場合など、家を建てられる状態にない場合、地盤の強度を高めるために地盤を改良する費用。

・引き込み工事

水道管やガス管などを土地に引き込む工事です。CATV(ケーブルテレビ)や通信回線などの引き込み工事もこれに該当します。

・敷設工事

土地に引き込んだ水道管などを家の内部に入れるための工事。

・屋外電気工事

敷地内における建物外部の配線、配管工事など、屋外における電気工事。

・造園工事

庭をつくるための費用や植栽などにかかる工事費用。

・照明器具工事費

本体工事費に含まれない照明器具の工事費。一般的にはリビングやダイニング、寝室などの照明器具の工事費用のことを指します。

洗面所、浴室、水まわりの照明器具は本体工事費に含まれることが多いです。

・カーテン工事費

カーテン、ロールブラインド、カーテンレール、カーテンボックスなどの工事費。

 

2-3 諸費用

Cotswolds / PIXTA(ピクスタ)

・印紙税

契約書を作成する場合に必要です。

・登録免許税

土地の取得や新築建物の表示登記、保存登記、抵当権設定登記などの際に課される税金。

・不動産取得税

不動産を取得した場合に課される税金。

・登記手数料

登記を司法書士に依頼した場合にかかる手数料。

・融資(事務)手数料

住宅ローン融資を受ける金融機関に支払う事務手数料。

・団体信用生命保険

住宅ローンの借入者に対する生命保険。

・火災保険

住宅ローン融資を受ける場合は加入必須です。

・固定資産税

毎年1月1日時点で登記されている所有者に課されます。

・都市計画税

固定資産税と同時に納めることが多いです。

・地盤調査費

適切な基礎構造にするため必要となります。

・設計・監理料

設計事務所に設計監理を依頼する費用。

・引っ越し費

引っ越しの運送代、仮住まいの家賃、トランクルーム貸借料など。

・式典費

地鎮祭や上棟式、ご祝儀、初穂料などの費用。

・家具、備品費

カーテンやブラインド、新規の家具などの費用。

・物件検査手数料

住宅が国の建築基準に違反していないかを調査、確認するための検査費用。

・仲介手数料

仲介業者で注文住宅を建てた場合必要になります。

・その他

近隣住民への挨拶や、現場の職人へのお茶菓子代、新築祝いなど。

3.まとめ

haku / PIXTA(ピクスタ)

見積書に詳細な内訳が書かれていない場合は、業者に確認しておきましょう。

明細が「○○一式」としか書かれていないと、何にいくらかかるのかが分からず、どこを削ったらいいかも分かりません。

明細のほか、有効期限や見積もりに含まれていない工事項目なども確認します。

また、設計図や仕様書と照らし合わせると、より理解も深まります。

見積書を理解することで、コストカットできたり、イメージ通りの家より近づけると思いますので、正しい知識を持ってきちんと読み込むようにしましょう。


ファイナンシャルプランナー(AFP)/宅地建物取引士一般社団法人/家族信託普及協会®会員  吉井 希宥美

最終更新日:2019年09月13日

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