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天井は隠れた魅力の宝庫!間取り図ではわかりづらい、魅力満点の...

2017年07月11日

SUVACO

天井は隠れた魅力の宝庫!間取り図ではわかりづらい、魅力満点の頭上生活を手に入れよう

天井は隠れた魅力の宝庫!間取り図ではわかりづらい、魅力満点の頭上生活を手に入れよう

新居の間取りや家具などを計画するのはとても楽しいものです。でも実際に暮らし始めてみると、天井という要素の存在感が意外に大きいことに気がつきます。視界に入る面積の割合が、天井はとても大きいからです。天井を工夫すると住まいが2倍にも3倍にも魅力を増します。ここではすてきな天井の作り方の数々を伝授いたしましょう。

天井に段や吹き抜けを設けて変化を楽しもう

天井に段を設けたり一部を吹き抜けにすると、変化に富んだ魅力的な部屋を作り出すことができます。

下の写真は居間の天井を中央だけ高くして、高窓から光を入れている例です。周囲の低くて暗い部分があるからこそ、中央の明るさや開放感がいっそう強調されて、絶妙なハーモニーを生み出しています。

大好きな書籍に囲まれて暮らす平屋住宅 (カキザワホームズ)

また、下の写真ではダイニングキッチンの一部を吹き抜けにしています。こちらも明暗の対比がとても面白い形で現れていて、住まいに楽しさをもたらしています。

本町の住宅 (建築家:アトリエハコ 七島幸之+佐野友美)

天井板を取り払って骨組みを見せる

天井板というと、なんだかツルッとして扁平で退屈なイメージがありますよね。なにか天井に変化をつけたい。そんなときにぜひ考えてみると良いのが、天井板を張らずに天井裏の骨組みをむき出しで見せるという手法です。

下の写真では屋根を支える骨組みを見せることで、繊細で美しい住空間を作り出しています。

ヤマノイエ (建築家:津野恵美子)

この手法は、制約の多いリフォームやリノベーションのときにも真価を発揮します。下の写真は戸建て住宅のリノベーションですが、部屋の天井の一部だけを骨組み現しにすることで、とても豊かな変化が生まれています。

兵庫県A邸 -DENスタイルが凝縮された住まい- (DEN PLUS EGG)

そして下の写真は築50年を超える戸建て住宅のリノベーションですが、天井板を張らずに屋根の骨組みを見せることで、新築に勝るほどのインパクトを住まいにもたらしています。

猫と茶の間暮らし すくすくリノベーションvol.8 (エキップ)

シンボルとしての天井

大昔から建築の天井は、天や空、雲、天蓋などを表すシンボルとしてデザインされてきました。そしてこうしたシンボル化は現代の住宅でもよく見ることができます。

下の写真の住まいでは高い天井が真っ黒に塗装されていて、まるで夜空の漆黒や古民家の天井のような不思議ななつかしさを感じさせてくれます。

S邸 (建築家:島田義信)

また下の写真の住まいでは骨組みが放射状に並んで、天井があたかも頭上を覆う大きな傘のように見えます。天井によって「覆われている」感をますます強く実感できる住まいですね。

focus canvas (建築家:五十嵐雄祐)

天井を宙に浮かべて眺めよう

天井板そのものはシンプルな形態であっても、光の当たり方を工夫することで、際立った個性を持つ豊かな天井を作り出すことができます。

下の写真は平らでシンプルな天井ですが、周囲にグルリと高窓を設けているために天井面の周辺がとても明るく、あたかも天井が宙に浮かんでいるかのように見えます。天井は頭上を一面に覆うだけに、重量感が出すぎると重苦しい雰囲気になってしまいがちなのですが、このように光を効果的に用いることで、天井が独自の軽やかさをもたらしてくれるのです。

周のいえ (建築家:辻 秀易)

同様に下の写真でも天井の浮遊感を感じることができます。そして天井に当たった光は柔らかく反射して、部屋全体を淡い光で満たしてくれます。

IZ HOUSE (建築家:浜田幸康)

ガラスで透明な天井を作る

天井はふつう不透明なものですが、思い切ってガラスの透明な天井にしてしまうことで、空と一体になった開放感ある住空間を作ることができます。

下の写真のダイニングルームはガラスの天井に覆われていて、いつも空を眺めながら天の動きと一体になって生活を楽しむことができます。そして大きな窓からは豊かな緑が眺められ、都会で暮らしていることを一瞬忘れてしまうような住まいです!

キチ001 (建築家:比護結子)

天井が内と外とをつなぎとめる

天井と窓の関係を工夫して設けると、楽しい屋内外の一体感を演出することもできます。

下の写真の住まいでは、壁一面に取り付けられた大きな窓が屋内と屋外を一体のものに結びつけています。頭上を見ると天井板が屋外までそのまま延びていって、内外のつながりをますます強いものにしていることがわかります。庭に美しい自然があるときには、ぜひこんな楽しい演出をしてみたいものですよね。

040軽井沢Cさんの家 (建築家:鈴木宏幸)

和室こそは天井の宝庫。素材感も豊かです

和室には、実は大変凝った天井のしつらえが数多くあることをご存じでしたか?和室というと一件シンプルで地味な感じがしますが、実際は屈指の装飾性を持った賑わい空間なのです!

和室では一般に、天井に杉板を用います。和室には床に畳、壁に土塗り壁と、とても触感に富んだ素材を用いますが、天井にも杉という柔らかい木を用いることで、視覚と触覚に豊かに訴えかけるコーディネーションがなされているのです。

下の写真は、周囲に杉板を張って中央に網代天井(あじろてんじょう)をしつらえた、大変ゴージャスで美しい和室です。障子から入った柔らかい光が、天井に豊かな表情を与えている様子がわかります。

網代天井とは、竹や杉、ヒノキなどを薄く切って網目状に編んだ、大変凝った天井仕上げです。

F邸 (建築家:小林英治建築研究所)

そして下の写真はシックなナチュラルモダンの和室ですが、こちらも中央部に網代天井を設けています。壁や障子窓はキリッとした硬質な表情ですが、天井に触感豊かな素材を用いることで、豊かさを倍増させています。

HOUSE MZ 『終の棲家』 (建築家:江川竜之)

リフォーム・リノベーションでこそ天井は生きる!

リフォーム・リノベーションではとかく制約面に悩みがちですが、実はこんなときにこそ、天井デザインの成果は大きく発揮されます。特にマンションのリフォーム・リノベーションでは、既存の大きな梁をどう処理するかが設計者の腕の見せどころとなります。

下の写真はマンションのリノベーションですが、天井に段を設けることで既存梁をうまく隠しています。そして段差を利用してエアコンを設けています。さらに段差部分を曲線で囲って、インパクトあるデザインにしています。

変わった間取りの物件こそ、リノベが生きます (リノベ不動産|Beat HOUSE)

また下の例もマンションのリノベーションですが、やはり天井に段差を設けています。そして梁形を照明ボックスに仕立てることによって、梁の存在を積極的なデザイン要素へと転化しています。リノベーションならではの見事な工夫ですね。

開放感あふれるイタリアンモダンの空間に生まれ変わったヴィンテージマンション (QUALIA)

住まいの魅力は天井を工夫することで倍増してくれます。天井は間取り図には現れてこない部分なので、はじめのうちはちょっとイメージしにくいかと思いますが、ぜひ設計者に頼んで室内の完成予想図(パース)か模型を作ってもらいましょう。これらを見てみると、天井の存在感がいかに大きなものであるかがおわかりいただけると思います。

特にリフォーム・リノベーションの住まいでは、制約を逆手に取ったような魅力を天井がもたらしてくれるチャンスは多大です。天井を工夫して、ぜひ楽しい頭上生活を手に入れましょう!

最終更新日:2017年07月11日


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