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親と仲良く暮らせる二世帯住宅

2019年01月15日

SUVACO

親と仲良く暮らせる二世帯住宅

親と仲良く暮らせる二世帯住宅

たとえ親子でも、世代が違えば価値観が違うし、感性も違う。毎日が和気あいあいとはいかない。二世帯で暮らしている家族に意見を聞けば、おそらくほとんどの人が溜め息まじりにそう口にするのではないでしょうか。
でも、できれば楽しく笑顔で親と子の暮らしを楽しみたいですよね。成功する二世帯住宅のつくり方について、考えてみませんか?

親子間にズレがあるのは当たり前

幼い頃は親に従うのが当たり前だったとしても、社会人として自立した生活を営んでいる現在は「自分のやり方に口出ししてほしくない」「親の考え方は古い」などと感じたりもするでしょう。

実の親でもそうなのですから、もともと別の家で育ったお嫁さんやお婿さんはなおさら。日々の暮らしの中で、小さなすれ違い、ちょっとした不満が積み重なっていくことになります。
同居のための住まいづくりは、親子間のズレが必ず起こるものという前提でプランニングする必要があるのです。

生活時間帯の違いや習慣の差を気にならないようにするには、親世帯と子世帯で完全に居住スペースを分離するのがベターな選択。まるで集合住宅のように、玄関も含めてすべて空間を別々にしてしまう方法です。

木造築30年「フルリノベーション+増築」で二世帯住宅に改築 OUCHI-23 (建築家:石川淳)

ですが、これは敷地に余裕があり、広い床面積が確保できる世帯だから可能になることとも言えます。
多くの場合、限られた床面積をやりくりして二世帯住宅にしているはず。実際、日本の二世帯住宅は個室以外のすべてを共有するスタイルが圧倒的に多いのだそうです。

それならば、いかに空間を分けるかより、共有するうえでの工夫を考えたほうが現実的なような気がしませんか?
親子が顔を合わせるのにも、できるだけ楽しさを感じられるような設計が実現できれば素敵だと思いますよ。

ふたつの家族と中庭の家 (建築家:岡本 浩)

パブリックスペースを大空間にする

間取りを細かく区切るより、リビングはなるべく大きな空間にしたいところ。両方の世帯が集まったときでも、それぞれが思い思いの過ごし方ができるので、くつろぎやすくなります。

K邸・小さな個室と大きなリビング、心地のよい暮らし方 (スタイル工房)

キッチンはみんなで作業しやすくする

たとえばバックカウンターを設けたり、アイランドキッチンを採用したりして、調理作業を手伝いやすくするのは有効なアイデアです。

二世帯を楽しむ家 (湘南リフォーム)

ただ、調理道具のこだわりや、生活時間帯の違いなど個性が強く働く場所でもあるので、どちらかの世帯にミニキッチンを設けると気兼ねがいらなくなります。

西葛西の家 (建築家:吉田 祐介)

ライトコートで上下階をつなぐ

親世帯と子世帯が上下で住み分ける場合、ライトコートなど外部でつながりを持たせるのは有効な方法の一つ。

また、吹き抜けでリビングと2階をつなげるのもいいでしょう。家全体に明るさや開放感を高める意味でもおすすめです。

千歳台の二世帯住宅 (建築家:相坂研介)

みんなで使える場所をつくる

たとえば階段室を利用して、書庫を設けたり、ギャラリーをしつらえたり。
二世帯三世代が楽しく利用でき、他人にもちょっと自慢できるような共有の空間をプランニングするのも一案です。

図書室階段でアカデミックに (クラフト)

大型収納で家族の思い出を残す

親世帯と子世帯の両方から利用できる大型収納を設けて、誰もが何でもしまえるようにするのはいかがでしょう。家族に伝わる大事な品、思い出深いアイテムなどもずっと保存しておけます。

収納の家 (建築家:小木野貴光アトリエ一級建築士事務所)

二世帯住宅を建てる前によく話し合っておく

順番が前後するようですが、二世帯住宅を建てる前に親と子でしっかり協議し、基本的な暮らしのルールを決めておくことが必要不可欠です。

お互いの生活スタイルを理解するという意味でもですが、たとえば光熱費などの経費はどちらの財布から出すのかといった、経済的な要素も明確にしておきましょう。

光と風を取込む階段を中心としたリノベーション -HO邸リノベーション- (建築家:高野俊吾建築設計事務所)

親との同居を決め、住まいの新築やリノベーションを計画するとき、最初に考えるべきなのは、自分たち家族の「文化」のあり方を自分なりに見直すことではないでしょうか。
そして、その文化に即した暮らし方が実現できるプランニングとはどのようなものかを、よく考えたいところです。

最終更新日:2019年01月15日

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