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アップル本社を設計した建築家

2016年02月09日

TKO-M.architects

アップル本社を設計した建築家

ノーマン・フォスター

アップル本社を設計した建築家

ドームのガラスは太陽の動きにあわせて常に角度を変え、議場を常に明るい光で満たすよう設計されている。フォスター + パートナー《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》(ドーム内観)1992-1999年、ベルリン、ドイツ、撮影:Rudi Meisel

ノーマン・フォスターってどんな人

今週末の2/14(日)まで六本木ヒルズにある森美術館で「フォスター+パートナーズ展・都市と建築のイノベーション」が開催されています。今年で81歳となるノーマン・フォスターはイギリスを中心に世界各国で活躍する建築家です。ヨーロッパ各都市の風景を彩るアイコンとなるような特徴的外観をもつ高層建築を数多く手がけており、1990年には英国女王より騎士爵の称号を与えられています。アジアでは中国の《北京首都国際空港》(2008年)、《香港国際空港》(1997年)や香港上海銀行(1986年)、日本ではお茶の水にある《センチュリー・タワー》(1991年)など私たちにとっても身近な建築物の設計を手がけています。そして世界各国にある一部のアップル・ストア、カルフォルニアで建設中のアップル本社なども手がけており、設計者名は知らずとも一度はフォスター設計の建築物を見たり、経験したことがある人は多いことでしょう。

展示風景(《センチュリー・タワー》は左から二つ目)。「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」(2016年1月1日~2月14日)森美術館(展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー)撮影:古川裕也、画像提供:森美術館、東京


展示風景(手前はヨルダンの首都アンマンにある国際空港):「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」(2016年1月1日~2月14日)森美術館(展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー)撮影:古川裕也、画像提供:森美術館、東京


ハイテク建築

1970年代に出てきた建築デザインの様式としてハイテク建築と呼ばれるものがありました。有名なのはパリにある《ポンピドゥー・センター》(設計:リチャードロジャース+レンゾ・ピアノ)であり、構造技術や建築設備を隠すのではなく、それらを建築のデザインとして取り込んでいくことで新しい時代の美学を提示してきました。フォスターもその運動の中心人物として印象的な建築物を数多く造っています。現在ではそれが更に進歩し、構造も設備も感じさせないミニマルで軽い表現となってきています。一部のアップル・ストアはフォスターの設計であり、共振を抑制する技術を用いて大きなガラスボックスが無柱で実現されていたりしています。

軽い構造と光を通す皮膜だけで構成された美術館。ハイテク建築。フォスター+パートナーズ《セインズベリー視覚芸術センター》1978年、ノーウィッチ、英国、撮影 : Ken Kirkwood


サスティナブル・デザイン

近年では大規模建築物を建てることによる環境負荷をどのように軽減するのかを考え、また太陽光などの自然エネルギーを積極利用することで建築デザインの新しい地平を切り開こうとしています。例えばコンピューターで環境シュミレーションを行い、風圧を極力受けないような形態ボリュームを導き出し、それを高層ビルに応用しています。熱の動きをデザインに活かしたり、鏡によって光を拡散することで照明に必要なエネルギーを軽減するなど様々な技術を建築に取り入れ始めています。そうして生まれた建築デザインは一見すると単に奇抜なだけだと思われがちですが、実際は様々なテクノロジーが産み出した合理的な姿であるとして私たちに提示してくれます。

風洞実験等でビル風により起きる乱気流を受け流せるような形態として円筒シェル構造が採用されている。フォスター+パートナーズ《スイス・リ本社ビル(30 セント・メアリー・アックス)》1997-2004年、ロンドン、撮影:Nigel Young, Foster + Partners


更に新しい世界へも

ESA(欧州宇宙機関)と一緒に開発した月面住宅をつくるプロジェクトも展示されていました。建築資材を月まで運んでいくのは莫大な費用がかかるため、月面到着後に月の砂を素材に3Dプリンターで外壁をつくるのです。膨らませたドームを覆うようにして外壁をつくり、小型隕石や気温の急激な変化などから身を守る防御用のシェルをつくりあげます。どんどん先に進むフォスター建築は今後も私たちに新しい建築を見せてくれることは間違いありません。

展示風景:「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」(2016年1月1日~2月14日)森美術館(展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー)撮影:古川裕也、画像提供:森美術館、東京


東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
03-5777-8600
開館時間:10:00~22:00
※入館は閉館の30分前まで


最終更新日:2018年09月28日

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